マボロシの東京散策2002 #19

19話 電脳街秋葉原 2002年1月5日土曜日

ソバを食べた二人はお茶の水。
ここからはすぐに秋葉原。
すぐだけどさ、なんかもう、ねぇ。

別に、なんか買いたいものがあるわけでもなくってということで、
盛り上がりはイマイチ。
疲れてもいたしね。

しいて欲しいものは、タカサカはCDラックが欲しくてね。
どこのなのかな?
組み立て式ので、ポリキャツプみたいので連結していくタイプので、タカサカはかなりお気に入りで使っていたんだけど。CDが増えたら買おうって思ったのが間違いでしたね。
売ってたとこが置かなくなったらもう手に入らないんだもんね。
メーカーを覚えておけば良かったよ。後悔。

そんなんで、数軒見て回ってみたけど、ありませんでした。
生産中止になっているのかな?ナゾですね。

そうそう、ちょっと行ってみたかったのが、
『ヤマギワリビナ』の本館です。
なんか結局はどこの電器屋さんも日本のメーカーが中心で、変わった電化製品が見てみたくって。そんなの が、ここにはあるそうなので、行ってみました。

オモシロイね。
やっぱり民俗特有のデザイン性みたいなものが出るのかな?
普段、見なれてるものじゃないから変わって見えるんだろうけど。

冷蔵庫は大きいし。色もカラフル。

トースターにもなんかチカラが入っているね。
タカサカのうちのなんか何処にしまったのかも分らないよ。
やっぱり欧米では食卓にはトースターは欠かせないのかな?

コーヒーメーカーとか、ミキサーにもそれがいえるのかもね。

掃除機もヘンテコリンなカタチのものが色々ありました。

二人ともちょっと元気を取り戻し、説明のオバさまが怪訝な様子でうかがうなか、とにかく冷蔵庫のドアを開けては、まだ見ぬヨーロッパの生活を想像したのでした。
ここにはこれてよかった。
(注 プロダクト・デザインに関心があると以前に書きましたが、こういう輸入インテリアというのはいいもんですねえ。いまの日本のデザインって「かわいい」か「ガンダムみたいなやつ」しかないじゃないすか。でも、外国のは造りが質実剛健という感じで、なが〜く大事に使いたいと思わせる。こういうのは社会全体の経済的には損ですが、精神的にはお得だね)
(更なる注 まだこの頃は輸入家電が珍しかった。デザイン家電もそんなになかったと思う。いまではずいぶん入手しやすくなりましたね)

ああ、喫茶店が呼んでいる。
座りたい。もう限界。

二人はなもなき喫茶店に入った。
階段の昇りがツライ。もうヨボヨボ。

タカサカはコーラ。ああ、美味しい。
W.A.Rに連絡。
「今ドコ?」
なんと秋葉原にいるというではないか。
「ドースルノ?」
これから妹と会うらしい。良かった。

団長とタカサカは新宿に戻ることにした。
ハズである。
なんか記憶がないのだ。不思議だ。

続き
#18