マボロシの東京散策2002 #31

31話 ようこそ!パレットタウンへ!! 2002年1月6日日曜日

さあ、ここにきて時間との戦いである。
別に、無理をすることないのだが、ガゼンパワー全開である。
タカサカがね。

『アクアシティ』から『パレットタウン』は目と鼻の先。
フジテレビよりは遠いけど、建物は見えてるし、観覧車も回っている。
が、しかし、ここは東京。巨大な建物は人間の距離感覚をマヒさせるマモノ。

歩くのだ。歩きたくないのに。

そして、大風が吹く。海から渡りくる風。ちっともロマンチックじゃない。
W.A.Rはコンタクト。ツラそーだ。

こーまでして『パレットタウン』に何があるというのだ?
『ヴィレッジヴァンガード』があるというのだ。行ってみたいではないか。

ちなみに、『ヴィレッジヴァンガード』とは、本屋と雑貨の複合店としての草分け的なお店だ。タカサカが『菊池くんの本屋』という本を読んで以来の憧れの本屋さんである。かれこれ10年近く前の話。

タカサカが知った頃は、まだ名古屋に三店鋪程の規模であったが、今ではあれよあれよと急成長。実にたくさんの全国チェーンとなってしまった。

北海道には札幌、釧路、旭川とございます。また帯広はノケものかい?
(更なる注 今はあります)

しかし、ファンであるタカサカも最近では、ちょっと多すぎ?って思うこともあり。

『パレットタウン』には『ゼップトーキョ』もございます。
観覧車のほうへ、風にあおられながらも辿り着きました。

『メガ ウェブ』という車のテーマパークもありました。
クルマ好きでもないタカサカも少し興味がありましたが、そこは、また今度ということに。今度っていったい。

目指すは『ヴィレッジヴァンガード』なのだが、三人は意外な魔境へと足を踏み入れることになってしまった。

『ヴィーナスフォート』である。

2001年8月に『パレットタウン』のウエストモール2Fと3Fにオープンしたのが『ヴィーナスフォート』。オンナのコのための『ファッションミュージアム』というコンセプトのものらしい。

なんと、昼間だというのに、建物内は夜空! ナンデダ?

だからだが、絢爛豪華なイルミネーションが店内をまばゆく照らす。昼間なのに。
プラネタリウムな風情の雰囲気のなか、異国な世界でショッピングである。
イタリア? スペイン? そんな感じです。

団長とW.A.Rがとても喜び、デジカメに収め始めた。良かった。反応してくれて。

ツラツラと行き着くところは『教会広場』かな?
レーザーショウを堪能。昼間なのにね。

オンナのコではないが、昭和47年生まれのオトコのコたちも楽しませた『ヴィーナスフォート』よありがとう!
(注 はっきし言って、ヴィーナスフォート・ファッキン・ダイ!!と思っていたので、いやいや行ったのだが、ここはバブリーな驚きに満ちたショッピング(ショッキング?)・モールだった。こんなに無駄で悪趣味なものが、ノータリンなバカップルやカタログ・ジャンキーなギャルたちを捉えてはなさないのだ。それもそのはず、眩いばかりのオシャレ光線がアーティフィシャルな星空にゴージャスなゾディアック(キラー?)・サインを描いている。なんともはや、欲望町内会の踊る大名行列をええじゃないかと鼓舞するサブリミナル効果なのだった、ってなんじゃそりゃ? 言ってみれば、欲望ディズニーランド、あるいはハリボテ・カジノロワイヤル)

続き
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