32話 秒読み 2002年1月6日日曜日
『ヴィレッジヴァンガード』。
なんだか、どーやってこーいったのかは定かではないのだが、
タカサカがのぞいてみたかった『ヴィレッジヴァンガード』に到着した。
良かった。
実のことをいえば、下北沢が東京進出第1号らしいので、そちらにも行ってみたかった。まあ、また今度にしよう。今度かぁ。
しかし、ココ『お台場ヴィレッジヴァンガード』もとんでもないお店であった。来てみて良かった。
もうすでに『本屋』としてのテイサイは捨てたと思えるね。
なんだか申し訳程度に扱われている感じだ。ただ比率の問題ですけどね。
目に入ったものをとりあえず上げてみよう。
アメリカンな駄菓子。大きいね。入れ物が。多分大味なんだろうね。多分ね。
ケータイストラップ。また量がすごい!
ステッカー。これでもか!っていう数です。
レジの周りもごちゃごちゃ。ちっちゃいものがね。ぐっちゃり。
マンガもね、ココは独特です。新刊よりも前から売れているものをジックリと平積みで売っていくってのがココ流です。オオトモ、ウメズ、ネコジルなんかがそんな感じです。
他の本にしてもそーんな売り方です。
あとはタカサカにはちょっとわからない『ジャズ』のCDがココの売りです。
でも、今となってはどのくらいコレに影響力があるのかは判読不可能ですね。それは、平台には『ビリヤード台』を使用!っていうことにもあらわれていますね。だってモノであふれて、台ならもうナンデモいい!って感じだもんね。
果たしてドーなんだろね?
三人がオノオノ迷路に入ってしまうと、まったく行方不明です。
団長を発見!
店の奥まったところにある服飾系のものを販売してるとこです。
団長が欲しそーに眺めているのは『リング』です。
ドクドクしい、アクマチックな『リング』です。10,000円ぐらいしただろうか?
ドンナ場面で使うのさ?ってなものです。
団長は本気で買いそーでした。
もうひと押しです。けれど、タカサカにはそんなチカラがなかった。
残念。たぶん、W.A.Rならそのひと押しが出来たに違いない。
そして、団長の手許に怪しく輝いたに違いない。ああ、やっぱり買わせてしまえばよかったか?
(注 そうだねえ、買っていれば良かったねえ。そうすれば、いまごろガクトばりなファッションになってたかもよ)
ぐるぐるまわっているうちに、なんか階段があったので昇ってみた。
ふと、タカサカの鼻に酢の匂いが! ハテ?
階段の中程のトビラがうすく開いていた。ヒトがいた。匂いはココダ!
覗き込んで見た。
「チラシズシ ヲ タベテ イル!!!」
別に食べていてもいいのだが、こんなに人気のあるオシャレなお店なのに、その店員が『ちらし寿司』を食べているなんて!
まあ、そーいうことですよ。
仕方ないじゃないか。メクジラをたてることでもなかろうて。
何も買わなかったけどね。