平行読書を始めてみた。
平行読書とは複数の本を同時期に読むこと。
いままでは複数の本を平行して読むことに抵抗があった。
なんだか読書に集中していない気がしたからだ。
とはいっても、一冊の本を集中して一息に読み終えることが出来れば一番良いのだけれど、なかなかそうもいかないのが現実なわけでして。
まとまった時間がとれなかったり、途中で厭きたり、他のことが気になったりして、そのまま放置されることもある。
とくに他のことに興味が向いてしまうと、それに関連した本が読みたくなってしまい、余計に集中できなくなってしまう。
下手をすると一冊の本を読み終えるのに二三ヶ月かかることも。
当然、内容もうろ覚えだ。
平行読書うんぬん以前に、まったく読書に集中出来ていませんね。
もっと若い頃は何時間も集中して本を読めたんだけどなー。
なはは。
そんなわけで、ここ何年も非効率的な読書を続けていたのだった。
しかし。
人生は短い。
読める本は限られている。
これからは生きている間に読んでおきたい本を優先的に読もうと決めた。
だったら、たくさん読めたほうがいい。
で、他の本を読みたきゃ読めばいいじゃん、と開き直ってみたら、案外出来るもんなんですねー。
気が散漫な自分にとって、平行読書はベストな方法なのかも。
まあ、怠けていないで時間を効率的に使え、ということなんですけど。
なはは。
ということで、いまはジョージ・オーウェルの『1984年』とロバート・B・パーカーの『初秋』を平行して読んでいる。
恥ずかしながらいままで読んだことがなかった。
この二冊の組み合わせに意味はとくにない。
『1984年』は村上春樹の『1Q84』(読んでないけど)、『初秋』はクリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』(映画だけど)の影響。
どちらもずっと長い間、本棚の中で眠っていた本だ。
なんだか本を読むのが楽しくなってきた。