マボロシの東京散策2002 #22

22話 明日は最終日、帰らなければ 2002年1月5日土曜日

狩りから戻ったW.A.Rのリュックの中には、山程のCDが入っている。
枚数的には何枚だろか? 20枚ぐらい? 言い過ぎか?
しかし、一山イクラ?って感じだ。しかも、W.A.Rは5軒ほどのショップを回っているのだ。
袋から察するに。

妹さんにも無事に会えたW.A.Rは御機嫌の様子。
焼肉を頼み過ぎたために、あまった肉を妹にもたせたエピソードを織りまぜ、一人の行動をおもしろおかしく語ってくれた。
(注 やっぱりどんな話をしてくれたのか憶えていない…)

たぶん、2泊3日のおもしろさのピークは今日の1月5日であったのではないか?
タカサカはすでに、あぁ、明日には帯広に戻らなければならないのだなあ、と一人哀しくビールを含んだ。

しかし、暑い部屋だ。
あっというまに旅が終わろうとしているのに、この灼熱の祭りは明日の朝まで続くのかと思うと、早く終わって欲しいのやら、欲しくないのやら? なんだか訳がわからないが、そんなこんなコトである。

ちょっと記憶が定かではないが、たぶん、この日に見たテレビでこんな番組をやっていた。
現代アートの紹介らしい。
ゲージツカはヒカリをオトに変換する機械を製作したらしい。そして、有志一同で都会を歩き回るのだ。その『機械』を装着してだ。
ヒカリは看板であり、街灯であり。その微妙な加減で音色が変わって楽しいらしい。
さも楽しそーな様子が流された。

たぶん、そんな番組だった。
オチはないが、記しておきたくて書いてみました。

明日は最終日。

続き
#21