2015年5月2日(土)~5月5日(火)
午前10時~午後6時
会場:とかちプラザ アトリウム
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高田K子
Edge of Another World,風の器 KUSA NO KAKIHA⇔border line
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[作品について]
– 1460 days ago –
穏やかな日々にこそ予兆がある…そう思わねばならぬ状況下の場合も…日々を懸命に…200%で行くしかないだろう…。。これは今から4年前の3月11日の午前中…この日なにげなく実際にワタシが綴った言葉だ。あの前年に「境界線」という作品をワタシは制作したがその現場は沖縄…いつもナニカの瞬間に(つくるきっかけ)にもなっている言葉なのだが、よく考えるとあの瞬間が「穏やかな日々の最後」だったカモしれない。ワタシのあの日のこの言葉「穏やかな日々にこそ予兆がある」は、東日本大震災があった1460日前…あの日の…ちょっとした日常の休憩時間の瞬間に綴った言葉だと…実際にそうなんだと、何度も自分に納得させても、それでもなお、この予兆を捉えているかのようなその日の(その時の)をナニカを…今でも感じとろうと私はしている。
日常のどの瞬間にも、ある日、ある時を境界に(ジブンの)世界が傾くような瞬間が発生することはきっとあるだろう。いつもそう思ってはいたのだが、昨年からワタシは作品で、あの言葉の預言に従うかのような3.11以降の日々の記憶と記録と感情にあらためて向き合うこととした。今回の会場で目にする言葉や聴こえるオトの数々は、ワタシが3.11以降の日々に綴った言葉や一緒に聴いていた音楽だ。ある一定の時間の、いつもの日々のなにげない過ごしかたの記録なのだが、結果的にこうして新しいプロジェクトの作品世界をつくり出し、限りなくプライベートでパブリックな空間をつくり出す試みとなって活動を続けている。昨年、廃校の「放送室」でスタートしたこのプロジェクトがやがて海を越え、極東…そしてまだ見ぬ新しい世界へと辿り着くことを願って…。私は再び次の旅に向かうのだろう。
最後に、今回の2015年でこの展覧会を佐野まさの氏から引き継いでほぼ10年が経過致しました。継続して開催をできたことをとても嬉しく思います。実行委員の方々、そして関係機関の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
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本展は
『田園都市のコンテンポラリーアート 緑と風の器 2015』
の一環として展示されました。
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《プロフィール 》
高田K子、写真作家、北海道帯広市出身。地元の小中高を経て、1995年より函館市に移住。1997年に帯広に帰郷し2001年に「トヨタ・アート・マネジメント講座の受け入れ準備を契機に「アートマネジメント講座」や「美術家とのワークショップ」などの企画運営等の芸術文化活動の支援を開始。
2002年、P3 art and environmentの代表でアートプロデューサー(とかち国際現代アート展※2002年総合ディレクター、横浜トリエンナーレ※2005年キュレーター、別府国際現代美術展※2009年ディレクター)の芹沢高志氏により「CITYPROJECT」に選抜され、北海道で初開催となった大規模国際現代美術展「とかち国際現代アート展デメーテル」に参加アーティストとして抜擢される。2002年のこの展覧会以降は、美術家として北海道の道東地域を拠点に勢力的に活動。現在はそれに継続して、アートに関する市民活動や若手作家の発掘・育成支援を中心に、アートディレクションやアートプロデュース等の仕事にも積極的に取り組む。
帯広に帰郷後の市民活動としては、トヨタアートマネジメント講座の地域開催を支援し、美術家とのワークショップを企画運営。2002年に美術家の川俣正がとかち国際現代アート展の会場で始めた「デメーテル学校」を継続。2004年には帯広で「田園都市のコンテンポラリーアート」という企画展をディレクション。翌年の2005年に十勝で現代美術を中心に活動していた美術家でアートプロデューサーの佐野まさの氏が企画運営していた「田園都市のコンテンポラリーアート」という展覧会事業を、佐野氏が亡くなる直前に「次に帯広で開催される国際現代美術展の開催まで「田園都市のコンテンポラリーアート」という展覧会事業を継続してほしい」と打診され現在は、地元帯広を拠点とする造形作家の高坂光尚と一緒にこの展覧会事業を継続している。
2006年より、アサヒビール芸術文化振興財団が助成する全国開催の事業「アサヒ・アート・フェスティバル」を帯広市内の空きビル等を活用した「アートプロジェクト」を2年連続で実施。2008年よりアサヒ・アート・フェスティバル実行委員。
《作品所蔵など Collection》
北海道立釧路芸術館※Permanent Collection
《作品展示など installation》
2002年=とかち国際現代アート展デメーテルCITYPROJECT
(会場:JR帯広駅)
2008年=田園都市のコンテンポラリーアート雪と風の器
(会場:北海道立文学館)
2009年=帯広市民ギャラリーオープニング企画展
(会場:帯広市民ギャラリー※帯広市主催)
2011年=第30回おびひろ市民芸術祭
(会場:帯広市・とかちプラザ[アトリウム])
2011年=帯広コンテンポラリーアート2011 真正閣の100日展
(会場:帯広市・真鍋庭園[真正閣])
2012年=美術で見る帯広130年の歴史展
(会場:帯広市民ギャラリー※帯広市主催)
2013年=Edge of Another World 新しい世界, あるいはその果てへ…
(会場:北海道立釧路芸術館 ※北海道立釧路芸術館主催)
2014年=文化庁メディア芸術祭 釧路展
(会場:北海道立釧路芸術館 ※文化庁主催)
2014年=Far East Contemporary Art 2014
(会場:留辺蘂町、留辺蘂旧大和小学校、山の水族館、おんねゆ温泉街周辺)
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●2022.05月 高田K子個展 ENVIRONMENTAL MEMORY
●2021.10月 TAKADA KEIKO WITH YOU EVERY WHERE
●2021.06月 高田K子「環境の記憶」
●2020.08月 高田K子 GO TOkachi
●2019.11月『高田K子 北海道図絵 帯広街中三十六景 』
●2019.11月『北海道図絵 芸術広場三十六景 高田K子展』
●2019.04月『 IN MY ROOM 高田K子展 』
●2018.05月 高田K子展(受賞記念展)
●2018.05月 高田K子 Wednesday Moon
●2017.05月『高田K子の放送室』
●2016.05月『高田K子の放送室』
●2015.08月【Radios In Motion = 高田K子の放送室】
●2015.05月 高田K子 Edge of Another World,〜
●2014.07月『高田K子作品』展 Baggage room
●2014.05月 高田K子 Edge of Another World,風の器 KUSA NO KAKIHA…
●2013.05月 釧路 高田K子展 Edge of Another World
●2013.05月 高田K子 Edge of Another World
●2013.02月 高田K子個展
●2012.12月 高田K子『Edge of Another World』
●2012.05月 高田K子 祈り[ Pray for Japan ]
●2011.04月 高田K子 境界線 [ border line ]
●2011.04月『高田K子展』
●2010.04月『高田K子 境界線[border line] 』
●2009.06月『高田K子〜北海道図絵 華』
●2009.05月『高田K子〜北海道図絵•花』
●2008.05月 高田K子『北海道彼方此方』
●2007.01月 高田K子『引力±04』
●2006.03月 高田K子展 『引力±003』
●2005.06月『高田佳子 引力±001.002』
●2005.01月『高田佳子展 引 力 ± 』